三文オペラ東京千秋楽レポ

昨日は三文オペラの東京千秋楽に参戦してきた。
劇自体は社会を批判している内容で、劇中にアールワイな言葉だったり、漫画が演出上で出てきた(笑)
残酷な描写もあるし。

なっちの役ポリー・ピーチャムは三上博史扮する恋人役メッキーにはすごくブリブリなんだけど、
その子分達には啖呵切って中指立てたりして、今で言う「ツンデレ状態」の役柄だったな。
ピロリンゴールを歌ってる時より弾けてたよw
いろんな所で読んでいてわかっていた問題のシーンは、1幕目で軽く、2幕目で長めにあった(笑)
いつかはあるんだろうなと思っていたから、問題はなかったけどね。
なっちが観た感想を読みたいと「あなたに会えたら」で言っていたのがわかる。
コレをやってヲタが引かないだろうかとか、結構悩んだのだなと思われる。
自身も抵抗があったのだろうね。
演出上の表現なので、避けて通ることができないと最後には受け入れたのだろう。

三上はすごく気合入っていて、目つきがすごく鋭かったね。
絞首刑になる前にすごく激しく抵抗するのだけど、演じている最中に
意識を失って倒れるんじゃないかと思えるほどの演じ方だったね。

家に帰って三文オペラのことを調べてみたら、 三文オペラはジョン・ゲイが書いた『乞食オペラ』の翻案
という事で、亜門の演出は元になった乞食オペラをなぞったものだったとわかった。
登場人物は誰も善人はいなくて大悪党から小悪党のみだったし。
絞首刑で死んだはずだった主人公が生き返ってるのがそのまんまだった。

なっちにはこの劇で学んだことを次に活かして行けばいいと思うな。
一方で歌手である意識が強いから歌い続けて欲しいね。